本日紹介する #ふげん社の本 は須賀敦子の『塩一トンの読書』(河出書房新社)です。須賀敦子さんは随筆家でありイタリア文学者であった女性です。今年は没後20年にあたり、節目の年でもあります。ふと心に染みる須賀さんの文章。『塩一トンの読書』はそんな須賀さんが選ぶ、彼女を支えた本と作家について綴ったエッセイ集です。須賀さんの言葉の源に迫ることができるかもしれません。
また、夫との死別後から始まる22年分の手紙を集めた『須賀敦子の手紙1975-1997─友人への55通』(つるとはな)では直筆の手紙を見ることがで