〈森の図書委員今日のおすすめ本〉
『どこでもいいからどこかへ行きたい』pha
読むとふわっと心が軽くなるような一冊。
気の向くままにふらっと出かけられたらこんな風な旅をしてみたいな、思ってしまいます。
staff ゆき
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〈森の図書委員今日のおすすめ本〉
『愛の夢とか』川上未映子
「終わりは終わりの顔をしてわたしたちを訪れるようなことはこれまでだってなかったし、これからだって決してない。何かとよく似た顔をしてやってきて、通りすぎたうんとあとにあれが最後だったと気づくだけ。」
「喪失感」の正体はなんだか夢の終わりと似ている気がしませんか?
この作品はそんな「喪失」をテーマに7つの物語からなる素敵な短編集です。
作品の中で描かれるのは、日々の中で静かに失われていくものや、ふとした瞬間に感じる虚ろな感覚達。人間関係や自己
〈森の図書委員今日のおすすめ本〉
『ネット怪談の民俗学』廣田龍平
『近畿地方のとある場所について』や数々のフェイクドキュメンタリーが流行している現在。
しかし元を辿れば、それは「都市伝説」や「検索してはいけない言葉」のようなワクワクの延長線上にあるものな気がします。
「きさらぎ駅」「くねくね」「ひとりかくれんぼ」「リミナルスペース」etc…ご存知の方も多いのではないでしょうか。
これまで体系的に語られてこなかったネット発の怪談やホラー。
当時のインターネットを身を持って体験していた著者が、自身の経
〈森の図書委員今日のおすすめ本〉
『爆弾』呉勝浩
先日、こちらの本を読んでいた最中に、丁度お客様も同じものを読んでいました。ブックカバーまで同じだったのでびっくり。続編が発売したということで、今再び注目を浴びている作品です。
とにかく、今年読んだミステリの中で一番を挙げるとすればこれです。それくらい面白い。
『自称・スズキタゴサク。取調室に捕らわれた冴えない男が、突如「十時に爆発があります」と予言した。直後、秋葉原の廃ビルが爆発。爆破は三度、続くという。ただの霊感だと嘯くタゴサクに、警視庁特殊犯係の