本日紹介する #ふげん社の本 は高畑勲『一枚の絵から 海外篇』(岩波書店)です。スタジオジブリでお馴染み高畑勲は数多くの展覧会に足を運び、その中から選んだ“この一枚”について縦横無尽に語りつくします。今回は海外篇。エル・グレコの「受胎告知」やゴッホ「農婦のいる古いブドウ畑」など海外の作品30点以上をカラーの図版と共に取り上げます。
高畑勲の感想でもあり解説でもある文章は、絵画を見る視点は自由でいいということを教えてくれます。この本を通して高畑勲のような絵画の新しい見方を開拓してみるのも面白いかもしれません